男でも乳がんになる可能性

乳がんと言うと女性特有のがんのようにも思えますが、男性の場合でもがんになる時があるようです。とは言っても全体の１％と言うところですから少ないと言えば少ないのですが、油断はできないと言うところでしょう。

男性で乳がんになる人は高齢者が多いようで、若いうちは心配ないようですが、１９７０年代からすると、およそ３倍も男性の乳がんが増えているのだそうです。そう考えると少し怖いですよね。

ただ、男性の場合と女性の場合では、同じ乳がんになったとしても精神的な面で違ったりしますね。もし乳がんになって手術となれば乳房の大部分を切除するか、すべてを切除することにもなるかもしれません。

女性にとっての乳房は大切なもので、精神的なショックは隠せないでしょう。ところが男性の場合なら、少しぐらい乳房がえぐれてしまったところで、手術によって命が助かったことのほうが喜びが大きいと思います。

こう考えても女性と男性とでは違いがあるのですが、乳がんのできる場所にも違いがあるようです。女性の場合は、乳房の全体が乳がんのできる対象ですが、男性の場合の多くは、乳首の下の方にできるようです。

また、一度は手術で切除したからと言って安心できるものではありません。昨年だったと思いますが、歌手の川村カオリさんが乳がんで亡くなりました。彼女は、その前に手術で乳房を切除して一度は成功していたようですが、再発によって亡くなってしまいました。

子供が小さくてほんとにかわいそうでしたし、シングルマザーだったのであの子はいまどうしてるのか？　気になりますね。

さらに、川村カオリさんは母親も乳がんで亡くなっているので、遺伝的な要素もあったのかもしれません。私も父親が肝臓と胃のがんで亡くなっているので、気おつけなければと思うこのごろです。